トレイルランニングの魅力
なぜ、人は森に入ると癒されるのでしょうか。
車の音などの人工的に作られた物の音がが一切しない静かな森の奥。トレイルは人をそんな場所へ導いてくれます。
ふと立ち止まり、周りを見回すと気がつきます。風の音、川の音、滝の音、木が揺れる音、鳥のさえずりそして自分の息遣い。
今、自分は自然の中にいることを明確に意識する瞬間。この気付きが人を癒すのだと、私は思います。
そして再び走り出す。
スーッと力が抜け、表情が自然と緩みます。
山に溶け込み、野生に帰るその瞬間。自然の中を走るという行為は、人間がまだサルだった頃の野生を呼び起こすそんな作用があるのではないでしょうか。
だからトレイルランニングは楽しいのです。
あなたの野生を呼び起こし、かつてあった人間の姿を思い出させてくれる。それがトレイルランニングです。
人間がサルだった頃、我々は山を住処とし、森の恵みを直接享受し、守られ、生かされてきました。
ですから、本来、我々がその昔住処だったところへ帰るとき、何も持っていく必要はありません。すべてそこにあるのですから。
ただ、現代に至り自然から離れ街に住む我々人間は、昔のように川の水を飲んだり、木の実を食べたりできませんから、そういった最低限の物だけ持って行けばよいのです。
昔の住処へ帰るだけですから、手軽なのです。むしろ非常に自然なことなのです。
人が忘れかけていたとても自然な行為がトレイルランニングなのです。
一度始めてしまえばきっと太古の昔、自分の住処だったトレイルへ幾度と無く足を運ぶことになるでしょう。
さあ、とりあえず走れそうな靴、水とちょっとしたお菓子を持って出かけてみましょう。



